今日は仮想通貨 Moneroについて、書いていきます。
Moneroとは
仮想通貨Monero(モネロ)、通貨単位はXMRです。
公開日 : 2014年4月
発行枚数 :1840万枚(上限なし)
国内取引所 :coincheck(コインチェック)
Moneroの特徴
特徴① :Moneroの最大の特徴は、匿名性に特化したアリゴリズム「CryptoNight」を採用している点です。これはBytecoinというコインのソースコードが元になっています。
CryptoNightとは「リング署名」という技術のことです。
リング署名とは、グループの一員なら誰でも署名が可能で、検証者に対して匿名性が保証できるデジタル署名の一種です。リング署名で署名されたメッセージは、特定のグループの誰がが承認しますが、署名者同士を区別することはできないのです。
また、Moneroのアドレスは「閲覧用」と「送金用」の二つの秘密鍵をもっている。
この2つの鍵はとても長く、送金するたびにランダムに「ワンタイムアドレス」を生成します。第三者は見る事ができませんが、自分だけは「閲覧用」の秘密鍵で見る事ができます。
例えば、556.3XMRを送信するとき、これらを500+50+6+0.3に分解し、それぞれを混合して送信者の特定を難しくした上で、それぞれに署名する。という事になります。
特徴② マイニングがやりやすい。
現在ビットコインのマイニングには、かなりハイスペックなコンピューターが必要ですが、Moneroのマイニングは一般的なパソコンでもマイニングすることが可能です。
特徴③ 取引スピードが速い。
ビットコインの1/5ほどで、約2分ほどです。他のアルトコインではもっと早いものがありますから、特に優れているとは言い難いですね。
Moneroの価格推移
Moneroの現在のチャート

チャートからも分かるようにかなり値動きが激しい仮想通貨です。
2015年 上場直後に上昇した後、一旦下落し、1XMR=50~100円でした。
2016年 後半1XMR=1500突破し、年初から10倍以上の値上がりを見せました。
2017年 5月に1XMR=7000まで上昇して、チャートでも分かるように、8月28日約17000まで上昇しています。その後の下落も見て頂けると思います。
ビットコインやイーサリアムにはまだまだ及びませんが、2014年に公開された当時に比べると、価格が著しく高騰していますね。
Moneroは 流通量自体が少ないため、ちょっとしたことで大きく価格が変動します。これもMoneroの特徴ですね、ハイリスク、ハイリターンな通貨とも言えます。
これなどは匿名性の高い通貨に共通している事かもしれませんが、Moneroは特定のコアなファンが使う仮想通貨になるのでは、と考えることができます。しかし場合によっては匿名性の高さが悪用されるとも考えられます。
匿名性の高いDASH,Zcashなども、同じようなことが言えますね。
仮想通貨全般にいえることですが、同じような特徴をもった通貨間では、他の通貨とどれだけ違うか!という差別化がうまくできれば、不動の地位を確保できる。という事です。
全世界にある数千種類の仮想通貨の中で、10年後20年後生き残っているものは、ごく僅かかもしれません。まだまだ仮想通貨の世界は始まったばかりです。そう考えるとワクワクしますね。
もしMoneroに投資されるのであれば、他の匿名性の高いDASH,Zcashなどにも、注目しておきましょう。
sakura🌸でした。
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